この記事を見ているあなたはこんな悩みを抱えていませんか…?
あなたの気持ちよく分かります。
私もCIAの資格が失効しないようにCPE報告にかかる費用を調べたところ、CPE報告先である日本内部監査人協会の講座を受講すると計15万円程度かかることが判明…
しかもこれが年単位。
「こんなに毎年お金払えないし、もう資格剥奪されてもいいや…」
と一時期は投げやりの状態でした。
しかし、報告期限が近付いた私は価格を抑える手段はないかCPE報告の資料を徹底的に解読。
日本内部監査協会にも電話で問合せもしました。
その結果、どんな人でも43,000円以下でCPE報告をできることが判明しました!
この記事では下記内容をご紹介します。
をご紹介します!
だれでも簡単に再現可能な方法をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
※この記事の内容は、執筆時点(2023年6月)の情報です
【CIA(公認内部監査人)取得者向け】CPE報告制度の概要
CPE報告制度について最低限知っておくべき概要をご紹介します。
2023年6月1日にIIAから発表されたCIA資格の剥奪に触れられたCPEポリシーの変更についてもご紹介しますので、最新情報を知りたい方もぜひお読みください!
CPEとは…?
CPEは継続教育制度(Continuing Professional Education)を指す略称。
資格を取得した人が、その資格にふさわしい能力や知見を継続して維持しているかを証明する制度です。
CPE報告の頻度は下表のとおり、資格を取得した年は報告が免除されますが、翌年末から毎年の報告が必要です…
報告方法など詳しくは下記の日本内部監査人協会のホームページに資料がありますので、細かい内容はぜひ下記資料を見てみて下さい。
【最新の制度変更】CPE報告を行わないとCIA(公認内部監査人)資格が剥奪される
2022年度までは、CPEの報告を行わなくてもCIAの資格は休眠状態になるだけで、復帰手続を行えば再びアクティブ(有効)な状態にすることができました。
しかし、2023年6月1日のIIAの通知「CPEポリシーの変更について」によって以下のように変更になりました。
・3年間CPEが報告されなかった場合、資格は「取消」となります。
・一度「取消」になった資格は「有効」には戻せません。「取消」になった場合、再度「有効」として認定させるには再受験が必要となります。
資格認定制度からのお知らせ|一般社団法人日本内部監査協会
https://www.iiajapan.com/leg/certifications/info/20230601.html
一定期間を過ぎると資格が取消状態になり、事実上の「資格剥奪」。
CIAの資格維持にはCPE報告がマストになりました。
CIA(公認内部監査人)取得者向けCPE報告に必要な単位数
CPE報告に必要な単位数は、監査業務に従事しているかどうかで変わります。
注意点は、どちらの場合でも必須単位として「倫理」に関するCPEが2単位必要なこと!
忘れがちなので、気をつけましょう。
1CPE=50分の学習時間で換算されますので、学習時間の目安は以下のとおり。
それほど多くはなさそうですが、計画的に取得していく必要がありそうな数字ですね…
CIA(公認内部監査人)取得者の徹底的に維持費用を抑えたCPE取得方法
結論、ご紹介する方法でCPEを取得すればCPE報告費用は年間約¥43,000以内に抑えることが可能です。
ご紹介する方法でCPE単位を取得した場合の費用
取得方法 | CPE単位数 | 費用 |
---|---|---|
月間監査研究プログラム | 20 | ¥20,000 |
IIA会員限定の研修会 | 13.4 | |
JPS eラーニング倫理 | 4.4 | ¥15,000 |
JPS eラーニングその他 | 3 | ¥3,690 |
資格更新料 | – | ¥3,564 |
合計 | 40.8 | ¥42,254 |
CPE報告の窓口となっている日本内部監査協会の講座を受講すると年間¥150,000円の費用がかかるので、比較して年間10万円以上節約可能です。
日本内部監査協会の講座でCPE単位を取得した場合の費用
取得方法 | CPE単位数 | 費用 |
---|---|---|
日本内部監査協会主催の講座 | 40 | ¥146,800 |
資格更新料 | – | ¥3,564 |
合計 | 40 | ¥150,364 |
>>第308回スキルアップ研修会
CPE取得方法1. 『月間監査研究』学習プログラム
一番コストを抑えることができ簡単にCPEを取得できるのが、『月間監査研究』学習プログラムです。
日本内部監査協会の会員(年会費20,000円)になればだれでも受講可能なこのプログラム。
会員になった後に下記URLにアクセスし、当協会が発行している「月間監査研究」を読み、簡単なテストに答えるだけでCPEを取得できます!
監査研究1冊(1ヶ月分)につき取得できるのは2CPEとなり、取得上限は10か月分20CPEまで。この点は注意しましょう。
CPE取得方法2. IIA会員限定の研修会
あまり知られていませんが、『月間監査研究』学習プログラムと同様に日本内部監査協会の会員(年会費20,000円)になれば会員限定の研修会を受講することで無料で13CPE以上稼げます!
無料の会員限定の研修会は以下のとおりです。
セミナー名 | CPE |
---|---|
第1回内部監査基礎コース | 2.4 |
第2回内部監査基礎コース | 2 |
第3回内部監査基礎コース | 2 |
第4回内部監査基礎コース | 2.2 |
第1回IIA監査情報解説コース | 1.8 |
第1回監査問題解説コース | 2 |
第2回監査問題解説コース | 1 |
合計 | 13.4CPE |
『月間監査研究』学習プログラムの20CPEとあわせると、会員費20,000円で33.4CPEを取得することができ、1CPE=600円となる計算。最高のコストパフォーマンスを発揮しますね!
ただし会員限定の研修会の受講には注意点があり
- 先着順
- 期間限定
のため、定期的にホームページをチェックして早めに申し込みましょう。
CPE取得方法3. JPS eラーニング 倫理
日本プロジェクトソリューションズ株式会社(通称JPS)が提供しているCIAのCPE取得eラーニング講座を使用すれば、圧倒的に低コストでCPEを取得することが可能です!
CIAの継続教育に必要な40CPEのうち、2CPEは「倫理」の単位が必須となりますが、JPSはこの「倫理」の講座を業界最安値で提供しています。
講座名 | 倫理研修 2023年~2024年版 組織に必要な心理的安全性と個人に求められるIPPF「倫理綱要」の徹底 |
---|---|
費用 | 15,000円 |
CPE | 4.4CPE |
主催 | 日本プロジェクトソリューションズ株式会社 |
リンク | こちら |
CPE取得方法4. JPS eラーニング その他
ここまでで37.8CPE。
残りの約3CPEもコストパフォーマンスが最高のJPS eラーニングでお得に取得しましょう。
おすすめは下記の講座です。
講座名 | 今一度見直しておきたい 「情報セキュリティ講座」 |
---|---|
費用 | 3,690円 |
CPE | 3CPE |
主催 | 日本プロジェクトソリューションズ株式会社 |
リンク | こちら |
日本内部監査協会の講座とJPSの講座の価格を比較すると、JPSの1CPEあたりの費用がどれだけ安いかが分かります…
JPS eラーニング | 日本内部監査協会 | |
---|---|---|
1CPEあたりの費用 | ¥1,230 | ¥3,514 |
>>日本内部監査協会第308回スキルアップ研修会内部監査とリスクマネジメント実効性のある監査を目指して(4.2CPE/ 15,400円)
JPS eラーニングの方がCPE1単位あたり2,200円以上安いですね!
JPSは講座によって価格の変動はありますが、ほとんどの講座が日本内部監査協会の半額以下で受講可能のため、②の会員限定の無料研修会が受講できなかった場合はJPS eラーニングを受講しましょう!
CPE取得方法5. 資格更新料
資格更新料は日本内部監査協会の会員であれば3,564円ですが、非会員だと15,000円の費用が発生します。
日本内部監査協会の会員になれば資格更新料が抑えられるだけでなく、①と②でご説明したとおり会員費20,000円で33CPE以上取得できますので、必ず個人会員になるようにしましょう!
CIA(公認内部監査人)取得者のCPE報告に関するQ&A
CPE報告についてマニュアルを読みこみ、分からない点は日本内部監査協会に電話で問い合わせをした私がつまずきそうな点についてご紹介します!
Q&A1. 受講した講座の修了書や証明書
- QCPE報告の際に受講した講座の修了書や証明書は必要ですか?
- A
CPE報告の時には、個々の終了証や証明書の提出は必要ありません。
しかし運営団体が実施しているCPE監査(本当にCPEを取得しているかの監査)対象になった場合は証明書の提出が必要です。
公式では報告から最低3年間の保管を求められていますので、管理には注意した方がよさそうです。
Q&A2. 無料でCPEを取得できる方法
- Q無料でCPEを取得できる方法はありますか?
- A
あります。
詳しくは下記の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください!
Q&A3. 今年度のCPE報告の案内
- Q今年度のCPE報告の案内が出るのはいつ頃ですか?
- A
毎年6月~9月に掲載されるようです。
CPEの取得自体は当年度の1月から取得できますので、案内が出る前から計画的にCPEを取得していましょう。
CIA(公認内部監査人)取得者はCPEを賢く経済的に取得しよう
何度か触れましたが大事なことなので、繰り返します。
2022年度まではCPE報告をしなくても資格が剥奪されることはありませんでしたが、2023年度に変更された新たなルールでは猶予期間が過ぎるとCIA資格が剥奪されてしまいます。
苦労して取得したCIAの資格。
CPE単位を最安値で取得し、資格を維持していきましょう!
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