こんな悩みを抱えていませんか?
あなたの気持ち、よく分かります。
私も5年前に営業から転職し内部監査部門へ配属になり、上司に言われるがままCIA(公認内部監査人)の勉強をはじめました。
なんとか合格したよ…
しかし勉強中は「本当に意味がある資格なのか?」と頭の中の疑問符がずっと消えませんでした。
しかし、CIA以外にも
- CFE(公認不正検査士)
- 日商簿記2級
- TOECスコア805
- MOS
の資格を取得し、内部監査業務を5年経験して感じたのは
「CIAは間違いなく取得する意味があり、仕事のしやすさやキャリアアップに直結する資格」
でした。
この記事では内部監査歴5年で現役CIAホルダーの私が、
- 上司
- 監査部門
- 転職エージェント
に徹底リサーチした下記内容をご紹介します。
ぜひ最後まで見てみてください。
「CIA(公認内部監査人)資格は意味ない」と言われている理由
理由1.需要がある会社・法人が限られている
CIAは内部監査の専門性を証明する資格のため、内部監査の実施が金融商品取引法で義務づけられている上場企業や監査法人、コンサル会社でしか需要がありません。
上記の会社に①勤めている、②転職を考えている以外の方にとっては、役に立たない資格です。
しかし裏を返せば、上場企業にとっては非常に価値がある資格です。
日本のCIA試験の窓口となっている日本内部監査協会の求人情報を見ると、CIA取得者を歓迎する求人が山のようにあります。
CIA資格は効果を発揮できる企業は限られていますが、非常に需要がある資格です。
理由2. CIA資格を持っていなくても内部監査業務に従事できる
内部監査業務はCIA資格を持っていないと行えない、なんてことはありません。
CIAホルダーではない方でも内部監査の業務を行えます。
内部監査部門で働いている方の中には、
「わざわざ資格を取得しなくても、仕事できるから取る意味ない」
と考える方が一定数います。
しかしCIAを取得せずに内部監査業務を行うと、もともと抽象的になりやすい監査業務において、不備や指摘の判断を個人の主観で行うようになります。
この結果、以下の不都合が生じます.
- 被監査部門から嫌われる
- 上司から評価されない
私の知り合いの会社でも上記のような方はいるそうで、立場上嫌われやすい内部監査人の中でも余計に嫌われてしまっています…
CIA取得の過程で監査知識を得ると
「これは財務諸表の○○の面で影響があります。よって、原因となっている○○のリスクを低減するためには、このようなコントロールの導入が必要です」
と具体的かつ、相手が納得できる理由を添えて判断しコンサルティングを行えるようになります。
被監査部門の方に納得してもらうのは行動に移していただくうえで、非常に重要ですね。
理由3.資格維持費用がかかる
CIAは国際資格であり、資格を取得した後もCPE(継続教育)報告が求められます。
このCPE報告を年に一回行わないと最悪の場合、事実上の資格剥奪となります。
しかしCPE費用(資格維持費用)が非常に高額なイメージがあり、CIAの窓口となっている日本内部監査協会のCPE取得研修を利用すると、年に15万円以上のコストが発生します…
日本内部監査協会の講座でCPE単位を取得した場合の費用
取得方法 | CPE単位数 | 費用 |
---|---|---|
日本内部監査協会主催の講座 | 40 | ¥146,800 |
資格更新料 | – | ¥3,564 |
合計 | 40 | ¥150,364 |
>>第308回スキルアップ研修会
このCPE制度により、CIAを取得しても経済的理由により資格を維持できない方が一定数おり「資格を維持できないから(取得しても)意味がない」と感じてしまうようです。
しかし10万円以上コストダウンしてCPEを取得できる方法があります。
下記の方法で取得すれば、日本内部監査協会の研修を利用するよりも10万円以上安い4万円台で取得が可能!
ご紹介する方法でCPE単位を取得した場合の費用
取得方法 | CPE単位数 | 費用 |
---|---|---|
月間監査研究プログラム | 20 | ¥20,000 |
IIA会員限定の研修会 | 13.4 | |
JPS eラーニング倫理 | 4.4 | ¥15,000 |
JPS eラーニングその他 | 3 | ¥3,690 |
資格更新料 | – | ¥3,564 |
合計 | 40.8 | ¥42,254 |
詳しくは下記記事で紹介していますので、ぜひ見てみて下さい。
CIA(公認内部監査人)の資格取得は意味がある理由5選
内部監査歴5年で現役CIAホルダーである私が、業務を行う中で感じたCIA資格取得には意味がある理由5選を徹底解説します。
1. 監査の仕事のしやすさがアップ
CIA資格を取得すると、内部監査の仕事がしやすくなります。
取得する過程で得た知識と資格の権威性は、役職が高い方が仕事の相手となる監査業務において、相手も敬意を払ってくれるようになるからです。
私は30代ですが、監査の仕事で相手していただくのは部長クラスのベテランの方々。
ペーペーの若造が監査であれこれいうのは気に食わないはずですが、CIA勉強で得た知識で理論立てて話せばきちんと納得してもらえます。
CIA資格の権威性もバカにできない効果があり、虎の威を借りています(笑)
よく「監査の仕事は嫌われる」と聞きますが、その理由のひとつとして、先ほども述べたように
「監査上の不備や指摘判断を主観で行う」
があります。
監査業務は非常に抽象度が高く、地に足付いた意見を言えるようになるには監査や会計知識が必要ですからね。
CIA資格を取得すれば自然と知識がつき、現場の方も
「あいつは理論立てて話せるし、きちんと聞こう」
と思ってくれます。
なにより現場からそれほど嫌われないのが、非常にうれしいです(笑)。
2.社会的背景による需要増の流れ
CIA資格は以下の社会的背景により、需要が増加しています。
需要増加の一因となっている企業の不祥事の件数は、2014年から3倍以上に増加しています。
これらの理由により、上場会社では重大な不正や不備が発生しないよう「転ばぬ先の杖」として監査知識の豊富なCIAを求めています。
下記の記事でCIA資格の需要増の背景について詳しく解説していますので、ぜひ見てみてください。
3.年収がアップ
CIA資格を取得すると会社から評価され、年収アップにつながります。
日本内部監査協会のホームページに掲載されている求人情報をリサーチしたところ、CIA取得者の想定年収は300~1,200万円でした。
※調査日:2023年7月26日
※求人情報のうちCIA資格が歓迎要件に含まれている求人情報の想定年収
国税庁が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本の民間会社の平均年収は443万円。
ポジションや実務経験によって年収の変動はありますが、キャリアを積むと日本の民間会社に勤務しているサラリーマンの平均年収を大幅に上回ります。
取得にお金はかかりますが、長い目で見れば非常にコスパのよい資格ですね。
4.転職市場で非常に有利
転職エージェントの方に話を聞いたところ
「CIA資格は転職市場で、非常に有利な資格。手に職をつけるのにおすすめ」
と言っていました。
CIA資格の希少性の高さが、この理由の一つです。
日本のCIA取得者数は公表数値で10,081名(2020年)となっており非常に希少性が高い資格。
上述のとおり社会的背景により上場企業におけるCIA資格取得者の需要は年々高まっていますが、需要に比べて資格保持者はまだ少ないのが現状です。
日本内部監査協会の求人情報でも、半分以上の求人で「CIA歓迎資格」の中に記載されており、企業からのラブコールが止まない状態が続いています。
いつでも転職できるのは非常に安心感がありメンタルが安定します。
CIA(公認内部監査人)資格試験の全体像の把握におすすめガイドブック2選
CIA資格、興味でてきたかも!
そんなあなたにピッタリのCIA資格・試験がパット把握できるガイドブックがあります。
CIA試験運営団体のIIAはCIA受験者向けにシラバスを公表していますが、正直、量が多く文字ばかりで理解に時間がかかります…
ご紹介するガイドブックはパパっと「ビジュアルで理解」できますので、ぜひチェックしてみてください!
順にわかりやすく解説します。
CIA(公認内部監査人)資格試験独学者におすすめのガイドブック1.CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート(第2版)
こうやって独学で合格した知人は、
「CIA合格へのパスポート」で試験の全体像を把握しました
テキスト名 | CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート 〔第2版〕 |
---|---|
価格 | ¥1,320 |
出版 | 税務経理協会 |
「CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート」はCIA試験のガイドブック的存在。
独学者が以下の試験のポイントを効率的に把握できるテキストです。
あなたも見たことがあるかもしれませんが、CIA試験のシラバスって文字ばかりでわかりづらいですよね・・・
もっと見やすいビジュアルなら理解しやすいのに・・・
その点「CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート」はポイントを把握するのに超優秀。
周囲にCIA試験経験者がいないあなたは、独学を始めるまえにこのテキストで試験のポイントを把握して合格へのロードマップ描いてから学習しましょう。
CIA(公認内部監査人)資格試験独学者におすすめのガイドブック2.CIA(公認内部監査人)とは何か
【コスパ最高】全Part一発合格の著者がCIA試験の全体像を丁寧に解説
📕『CIA(公認内部監査人)とは何か~試験概要と勉強方法について~』📕
— かっぱ@CIA(公認内部監査人) (@GonAichan) May 3, 2024
CIA試験のガイドブックとして、必要な情報がコンパクトにまとまっていて良書でした☺️
AmazonのKindle Unlimited対象作品なのもめっちゃいい👍https://t.co/hYs6KuiZo2
テキスト名 | CIA(公認内部監査人)とは何か |
---|---|
価格 | 107円 ※Kindle Unlimited対象 |
出版 | CIA研究所 |
『CIA(公認内部監査人)とは何か』はCIA試験全Part一発合格した内部監査歴4年以上の著者が、試験の全体像を丁寧に解説している本。
以下の内容が端的にわかりやすくまとめられている、CIA試験概要を短時間で把握したいあなたのバイブルです。
知りたい情報がピッタリまとまっていていいね!
しかも『CIA(公認内部監査人)とは何か』はAmazonの読み放題サブスク『Kindle Unlimited』の対象作品。
Kindle Unlimitedは今なら「初めてご利用の方は30日間の無料体験」キャンペーンを行っているので、お得に読めます。
自動更新しなければ無料で読めちゃうね!
CIA試験の全体像の把握にコスパ・タイパ最高の『CIA(公認内部監査人)とは何か』の気になる中身は、下のリンクからぜひチェックしてみてください。
CIA(公認内部監査人)は「意味がある」資格
大事なことなので繰り返しになりますが、CIAは下記の理由で「取得する意味がある」資格です。
内部監査歴5年で現役CIAホルダーの私がいうので間違いありません。
あなたの年収や評価をアップするCIA資格。
取得して自分の価値を向上させましょう!
CIA資格の取得方法は、下記記事で
- おすすめのCIA講座
- 独学におすすめの勉強法とテキスト
を紹介していますので、ぜひ見てみてください。
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