このページを見ているあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
あなたの気持ちはよくわかります。
私も内部監査人になりたてのころ、仕事で必要なスキルを身につけようとリサーチしました。
しかしインターネットには有用な情報が少なく、本当に役立つスキルや資格がわかりませんでした…
しかしSNSで繋がった社外の内部監査人にリサーチし、試行錯誤しながらスキルや資格をゲット。
このスキルを実務で役立つか検証した結果、内部監査人が本当に身につけるべきスキルがわかりました。
CIA(公認内部監査人)はホントとってよかった…!
この記事では私の内部監査人としての実務経験やリサーチ結果から、以下の内容をご紹介します。
私はムダなスキルや資格まで取ってしまい、時間とお金をドブに捨ててしまいました…
本当に必要なスキルや資格がはじめからわかっていたら、もっとはやくキャリアアップでき、スキルに費やしたお金を有意義に使えていたかもしれません…
この記事を最後まで読んでコスパよく、タイパよく、本当に役に立つスキルをゲットする知識を身につけてください!
※この記事でご紹介している講座受講料やその他の料金、試験情報は、記事執筆時の各公式サイトの価格・情報です。
【ご存じですか?】内部監査人に必要なスキルの種類と重要性の解説
内部監査人に必要なスキルってどんな種類があるの?
内部監査人に必要なスキルは大きく以下の3種類です!
順にわかりやすく解説します。
内部監査人に必要なスキル1.ソフトスキル
ソフトスキルは資格や数値で表すのが難しい、抽象的なスキルです。
コミュニケーションスキルとかだね!
仕事上、人と関わることが多い内部監査人には非常に重要なスキルです。
一般的に監査では、発見された問題の改善提案をしますが、現場とコミュニケーションがとれていないと、改善してもらうのに非常に時間がかかってしまう可能性があります。
たとえばチェック項目を増やすなどの業務ルールの追加。
あなたも現場で働いていたらどうでしょう?
こんな簡単な改善でも、単純に業務が増えるのが嫌で受け入れたくないですよね…
これは一例ですが、現場に監査の必要性や重要性を理解してもらいスムーズな監査を行うためには、感情の生きものである人を動かすソフトスキルが必要不可欠です。
内部監査人に必要なスキル2.ハードスキル
ハードスキルは数値化や人に具体的に教えられるスキル。
内部監査業務が効率てきにできるよう、サポートしてくれます。
たとえば、ExcelやWordなどOfficeツールの操作スキルが該当します。
内部監査人のあなたならわかると思いますが、一般的に監査では非常に膨大なデータを扱い、以下の作業などを行います。
私はOfficeツールのスキルを身につけてから、1日かかっていた仕事が3時間で終わるようになりました。
これは一例ですが、内部監査人のハードスキルは業務の効率性に直結し、できる業務の幅が増えるので、厳選して取得するとキャリアアップに繋がります。
内部監査人に必要なスキル3.内部監査専門スキル(資格)
監査の専門的な知識が身につくスキルです。
このスキルは内部統制のジャッジが求められるタイミングで、非常に役に立ちます。
たとえば、以下のような質問が来た時。
「内部統制的に微妙な問題を発見したのだけど、これはセーフ?」
「業務変更で新システム導入するから、内部統制的に必要なチェックポイントを教えて!」
このスキルがあれば会計基準と内部統制の両面からジャッジし、問題解決のコンサルを行えます。
抽象度の高い監査業務において、このスキルは安心して寄りかかれる判断基準の柱になります。
「この人に聞けばわかりやすく教えてくれる!」と現場の信頼もゲットできますので、お得なスキルです。
【必見】内部監査人に本当に必要なソフトスキル3選(スキルマップに使用可)
今回は、現役内部監査人の私の経験から本当に役に立つスキルだけをピックアップ。
内部監査人のあなたが、優先して身につけるべきソフトスキルを厳選してご紹介します。
内部監査人に必要なソフトスキル1.コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは『ロジックだけでは動かない人間の性質』上、非常に重要です。
内部監査は以下のとおり、多くの人に指示や依頼、報告、連絡、相談をします。
スムーズに効果的な仕事を行ううえでは、関わる人との関係構築が大切。
下記のような態度で監査をしていては、現場から嫌われてスムーズに仕事できなり、上司の評価も悪くなってしまいます。
「監査証憑として、すぐにあれだしてください!」
「なんでこんなミスしたのですか!」
こうはなりたくないですよね…
もともと監査自体が嫌われやすいイベント。関係者の心をひらいてもらうためにも、コミュニケーションスキルは大切です。
内部監査人に必要なソフトスキル2.ライティングスキル
理解がむずかしい監査の論点をわかりやすく伝えるには、ライティングスキルが重要です。
内部監査人は以下の点で一般的な仕事以上のライティングスキルが求められるからです。
正直、監査報告書なんて理解するのもだるくて読む気失せますよね…
そうした前提で、なぜこの点が問題なのか、追加コントロールが必要なのか。
わかりやすく伝えられるかどうかで、その後の経営判断やミスが再発する確率が変わってきます。
私は以下の本などを参考に、わかりやすく伝えるテクニックのPREP法や、報告書の完読率をアップするためのPESONAの法則を学び実践しました。
メールやWord、PowerPointなど文字を使うあらゆるツールでの報告で使えるので、内部監査人はライティングスキルを身につけましょう。
内部監査人に必要なソフトスキル3.説得スキル
説得スキルは内部監査の成果となる『監査で発見された問題の解決』を実現するために重要なスキルです。
いくら問題点を発見し、原因を細かく分析しても、その解決策を監査先の方に実施してもらわなければ解決とならないからです。
しかし、現場だって今まで行っていた業務を変更したり、追加で作業が増えたりするのは嫌ですよね。
「別にいままで問題になっていなかったから、改善しなくていいじゃないか!」
「こっちは忙しいの!もっとイージーにできる統制を考えてくれ!」
こんなことを言われるかもしれません。
怖い…めちゃくちゃストレスたまりそう…
こんな時、一番役に立つのが説得スキルです。
現場の『業務が増える』痛みに共感しながらも、今やらないと問題が再発したときに、よりたいへんになる、と感情に配慮しながらロジカルに説明。
下記の記事などを参考に、内部監査人のあなたが成果を上げるために必須の説得スキルを身につけましょう。
>>【連載】内部監査スキル解説①内部監査指摘事項を被監査部門に受け入れてもらう効果的な方法~内部監査実務で最も難易度の高い「説得スキル」への対応
【必須レベル】内部監査人に必要なハードスキル3選(スキルマップに使用可)
内部監査人に必要なハードスキルを、内部監査人の求人情報から、どの会社でも使えるスキルだけ厳選しました。
順に解説します
内部監査人に必要なハードスキル1.会計(簿記)スキル
内部監査人に必要なハードスキルの筆頭は、会計(簿記)スキル。
上場会社でおこなわれる金融商品取引法に基づいた監査(通称J-SOX)では、「財務諸表に影響がある問題か」をジャッジすることが求められ、会計知識が必要だからです。
内部監査人の求人でも簿記資格が歓迎資格として求められています。
まじか…ぼく会計知識なんてないよ…
大丈夫、いきなり簿記資格をとらなくても「会計の本質」が学べるおすすめの本があります。
それは「経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本」。
テキスト名 | 経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 |
---|---|
参考価格 | 1,320円 ※Amazon『Audible』の聴き放題対象作品 (2024年5月末時点) |
出版 | ディスカヴァー携書 |
頭に入ってこない会計専門用語の解説ではなく、「会計の本質」をサクッと知れる本書は、ストーリー形式でわかりやすく説明してくれます。
これなら「会計」を知る最初の一歩にいいかも!
そうなんです。
この本は会計初心者のあなたの「会計への苦手意識」を取っ払ってくれます。
しかも『経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本』はAmazonのオーディオブック『Audible』の聴き放題対象作品。
CIA資格をめざすあなたは、忙しい社会人だと思いますが、Audibleなら以下のスキマ間時間にラジオ代わりに聴けちゃいます。
勉強のハードルが低くなるのは、ホントありがたい…
本書はやさしく丁寧なストーリー解説なので、聞くだけでも頭にはいってきてAudibleとの相性がバツグンです。
ぜひあなたも『経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本』の気になる中身を下記リンクからぜひチェックしてください!
内部監査人に必要なハードスキル2.英語スキル
内部監査が法律で必要な上場会社は、海外に子会社を持つケースが多く、監査に英語スキルが必要とされる可能性大です。
ある程度のスキルがないと、国内の監査のみで業務の幅が広がらず、キャリアアップが難しくなる可能性があります…
私も入社時はTOEICスコア450台と低いスコアでしたが、苦手ながらもコツコツ勉強した結果、スコア800オーバーとなりました。
これがきっかけで、海外出張できるようになり、業務の幅が広がり昇進にもつながりました。
内部監査人の求人でもTOEIC700程度の英語スキルを求める会社は多くあります。
業務の幅が広がりキャリアアップにつながる英語スキルを、ぜひ身につけましょう!
内部監査人に必要なハードスキル3.Officeツールスキル
先ほどもご紹介しましたが、下記のようなOfficeツールは効率的な内部監査業務をサポートする、大切なスキルです。
特にExcelのスキルは必須クラス。
監査では数万件以上あるデータから監査用のデータをサンプリングしたり、問題のある異常データを分析したりします。
そんなとき、あなたにExcelスキルがなかったらどうなるでしょう?
関数やピポットを組める若手に仕事と評価をとられてしまうかもしれません。
実際に私も生き残るために、下記のテキストを使って必死でスキルを身につけました。
内部監査は膨大なデータを扱う仕事。
きれいに仕分けて必要なデータだけを見栄えよく抽出し、上司の評価をゲットするためにも、Officeツールのハードスキルを身につけましょう。
自分のPCを持っていない方は、MacBook(Office付きアリ)のレンタルサービスを利用して、短期集中でスキルを身につけるのがおすすめです。
ご紹介したExcelスキルが身につくおすすめのテキストの使用方法は、下記の記事で紹介しています!
【スキルマップに使用可】本当に必要な内部監査人専門スキル(資格)7選
先ほどもご紹介しましたが、抽象度の高い監査業務において、ロジックと具体的根拠を交えて説明や報告をするとき、内部監査の専門スキルは安心して寄りかかれる柱になります。
上司からも現場からも、信頼されやすいよ!
私の監査経験と知人の内部監査人にリサーチした結果から、本当におすすめの内部監査専門スキルをおすすめ資格7遅として以下にまとめました。
資格名 | 役立てられる分野 |
---|---|
CIA(公認内部監査人) | 監査全般 |
CISA:公認情報システム監査人 | IT |
CFE:公認不正検査士 | 不正監査 |
公認リスク管理監査人 | コンサルティング |
内部監査士 | 監査全般 |
システム監査専門 内部監査士 | IT |
金融内部監査士 | 金融 |
各資格のメリット・デメリット、資格を選ぶ時の比較ポイントを下記記事で徹底解説していますので、ぜひお読みください!
この記事の結論、本当におすすめの資格はCIA(公認内部監査人)です。
内部監査の世界では、CIA資格を持っているかどうかで年収や評価が非常に変わります。
求人でも、「CIA優遇」や「入社後にCIA資格取得の意思がある方優先」などのCIAを求める企業が多く、需要の高さがわかります。
私もゲットしてからはCIAの専門知識はもちろん、権威性に非常に助けられました。
CIA資格の需要や意味ないと噂される理由などまとめた記事がありますので、ぜひお読みいただき、内部監査人にCIAが必要な理由を感じてください!
CIA(公認内部監査人)資格試験の全体像の把握におすすめガイドブック2選
CIA資格、興味でてきたかも!
そんなあなたにピッタリのCIA資格・試験がパット把握できるガイドブックがあります。
CIA試験運営団体のIIAはCIA受験者向けにシラバスを公表していますが、正直、量が多く文字ばかりで理解に時間がかかります…
ご紹介するガイドブックは情報がコンパクトにまとまっており、パパっと理解できるので、ぜひチェックしてみてください!
順にわかりやすく解説します。
CIA(公認内部監査人)資格試験独学者におすすめのガイドブック1.CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート(第2版)
こうやって独学で合格した知人は、
「CIA合格へのパスポート」で試験の全体像を把握しました
テキスト名 | CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート 〔第2版〕 |
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参考価格 | ¥1,320 |
出版 | 税務経理協会 |
「CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート」はCIA試験のガイドブック的存在。
独学者が以下の試験のポイントを効率的に把握できるテキストです。
あなたも見たことがあるかもしれませんが、CIA試験のシラバスって文字ばかりでわかりづらいですよね・・・
もっと見やすいビジュアルなら理解しやすいのに・・・
その点「CIA(公認内部監査人)合格へのパスポート」はポイントを把握するのに超優秀。
周囲にCIA試験経験者がいないあなたは、独学を始めるまえにこのテキストで試験のポイントを把握して合格へのロードマップ描いてから学習しましょう。
CIA(公認内部監査人)資格試験独学者におすすめのガイドブック2.CIA(公認内部監査人)とは何か
【コスパ最高】
CIA合格者の著者がCIA試験の全体像を丁寧に解説
テキスト名 | CIA(公認内部監査人)とは何か |
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参考価格 | 107円 ※Kindle Unlimited対象 (2024年5月末時点) |
出版 | CIA研究所 |
『CIA(公認内部監査人)とは何か』はCIA(公認内部監査人)試験合格者の著者が、試験の全体像を丁寧に解説している本。
以下の内容が端的にわかりやすくまとめられている、CIA試験概要を短時間で把握したいあなたのバイブルです。
知りたい情報がピッタリまとまっていていいね!
しかも『CIA(公認内部監査人)とは何か』は Amazon の読み放題サブスク『Kindle Unlimited』の対象作品となっているため、会員であればお得に読めます。
CIA試験の全体像の把握にコスパ・タイパ最高の『CIA(公認内部監査人)とは何か』を下のリンクからぜひチェックしてみてください。
内部監査人は実務に本当に役立つスキルを取得してキャリアアップを目指そう!
「内部監査人は監査法人に言われたことをやるだけで、スキルなんて必要ない」
そんなことはありません。
監査で、現場をより効率的でミスがなくなるような業務に導けるのは、監査法人より現場の痛みを理解でき、距離が近い内部監査人のあなたしかいません。
ご紹介した内部監査人のスキルでスキルマップを組めば、現場から求められて上司からも評価される内部監査人になれます。
内部監査人として活躍できるかはあなた次第。
スキルを取得して専門性を磨き、キャリアを築いていきましょう!
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